メールマガジン「ベトナム株情報」 
VOL.59
2010.1.5


このメールは、会員登録をしてくださった皆様にお送りしております。



2010年1月より、キャピタルゲイン課税スタート
 
2010年1月以降、株式を譲渡する場合、証券譲渡益に対する個人所得税を納税することになりました。納税方法は以下のとおりです。
①キャピタルゲイン課税・譲渡額の0.1%
または
②取得価格と譲渡価格の差額の20%相当)

②を選択した場合でも毎回の譲渡に際して、譲渡額の0.1%が一時的に控除されます。

これに伴い、下記の「ベトナム株を買うために~Q&A~」ページ内も変更しております。
http://www.viet-kabu.com/qa/qa_00.php?qa=4
http://www.viet-kabu.com/qa/qa_1.php
 

ベト株インフォメーション」を新しく追加しました

「ベトナム株情報」トップページに「ベト株インフォメーション」を追加いたしました。

カテゴリーは

・取引ルール
・機能追加・変更
・会社四季報
・メンテナンス・障害
・休場日・休業日

となっています。コンテンツ更新を初め、重要なお知らせなどを都度アップして
まいります。

「ベト株インフォメーション」はこちらから!
http://www.viet-kabu.com/announcement/a_list.php  

 
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明けましておめでとうございます。
今年も、「ベトナム株情報」をよろしくお願いいたします。

さて、2010年最初のお届け内容はこちら!!


CONTENTS
 
01. 2010年初、証券市場回復は加速化する
02. カテゴリー別 週間☆アクセスナンバーワン!ニュース
      (2009年12月28日~2010年1月3日)
      セレクト<見る素材>
      経済一般
      HOSE
03. 噂のうわさ話
      DIG(DIC総公社)
04. サイゴン・街角風景
      「スティール・ワーク」
 
 

01.2010年初、証券市場回復は加速化する

  2009年度の証券市場では暴落もあったが、また過剰な興奮も見られた。

  年末2ヶ月にVNインデックスは急落し、特に11月末・12月初めは売りが優勢
だった。

  ※これはタンロン証券のグエン・チョン・ギア投資コンサルティング分析部長が執
筆した参考用の記事です。

  1) 流通資金を吸収するために、国家中央銀行が短期国債を発行し、基準金利
及び預金準備率を引上げ、更に額面価格100万ドンの紙幣を発行することになる
など、多くの根拠のない噂が飛び交った。また、大暴落により、担保割れ株式に
よる売り圧力が増大するのではないかという懸念も広がった。国内投資家のほとん
どが周りの行動を見て行動したため、VNインデックスは大幅に下落した。

  現在では、こうした噂の全てがただの噂だったことが判明している。

  2) 年末に向けて資金に対する需要が高まり、銀行間金利が急上昇した。そのた
め、小規模銀行では流動性が一時的に低下した。しかし同時に、金価格が高騰し、
ドル・ドン為替レートも切り下げられたことで、投資家心理が動揺した。

  しかし12月半ばにはマクロ経済がより明白になったことで、VNインデックスは回
復し始めた。12月17日これまでに、VNインデックスは10%程度反発した。6営業
日続伸には、調整が入ったが、それも2010年1月の回復の基盤となると期待できる。


  回復が加速化する6つの理由

  1) まず重要なマクロ経済政策・マクロ経済要素は明かされたことで、根拠のない
噂が広まることは少なくなる。

  2009年度インフレ上昇率は前年比7%以下にコントロールされた(6.88%)ため、
2010年1月中に基準金利が引き上げられる可能性は低い。

  財政赤字がGDP比7%と予想より小さかった、国際機関の予測(10%)よりは遥か
に少なかった。

  一方2009年度貿易赤字は120億ドルであり、予測より膨らんだが、政府開発援助
(ODA)及び外国直接投資(FDI)の実効額は予測より大きかった。

  また中銀は2010年度貸付成長率を25%以内に抑制する方針を固めた。それは2009
年度貸付成長率(37.73%)より遥かに小さい。しかし、2009年度の貸付残高が非常に
増大している。そこから更に成長率を25%としている。

  2) 年末に向けて資金に対する需要が高まり、銀行システムでの流動性は非常に低
下しているが、2010年度に入って成長率はゼロからスタートされる。また、証券会社で
は決算のため年末にはレバレッジサービスを抑制しているが、新年度には再び開始され
る見通しである。更に、中銀は国営総公社・グループ企業に商業銀行へ外貨を売却する
よう要請している。そのため銀行システムへ流入する資金は増加する。これが、株式市
場に積極的な影響を与える可能性がある。

  3) 2010年第1四半期には株式市場は投資効率が最も高い投資先となると見ている。
2009年末には金市場と外貨市場での変動がマクロ経済を不安定にさせたため、金取引
及び外貨売買への監督が2010年度には強化される。

  大幅な調整により、ホーチミン証券取引所(HOSE)及びハノイ証券取引所(HNX)の株価
収益率(PER)はそれぞれ13倍・12倍となっている。これは、アジア諸国の平均PERより
も低い。

  海外投資家がここまで続けて買い越して来ている。

  更に、第4四半期の好業績にも期待が持てる。

  4) マクロ経済政策が明確になるまで様子見し、新年に入って資金を投入しようとしてい
る個人投資家が大勢いる。

  5) 米国を始め、世界経済は回復時期の第1段階にある。米政府は不動産市場への支
援を続け、低金利を維持することを約束している。こうしたことが投資家心理への支援材料
となる。

  6) キャピタルゲイン課税が2010年1月1日から始まるが、立案からこれまでに、2年が
経過している。投資家の心理的な準備は既にできている。譲渡額の0.1%という納入方法
を選出すれば、手数料がやや増える程度という認識も直ぐに定着するはずである。

  年末に純資産(NAV)を増加させるために、機関投資家がお化粧買いをした反動で、新年
度には売りが膨らむと懸念する声もある。しかし、市場全体の売買代金に占める比率が低
く、インデックスを操作できるとは思えない。

  12月の回復は準備段階のものに過ぎず、VNインデックスは1月に続伸する可能性が高い
と見ている。

  しかし、マクロ経済政策に大きな変化があれば、インデックスは予想外の動きを見せること
も考えられる。

  Tieu diem, Dau tu chung khoan, 31/12/2009
 

02.週間☆アクセスナンバーワン!ニュース
              (2009年12月28日~2010年1月3日)
 
このコーナーでは、前週のベトナム株情報(www.viet-kabu.com)のアクセス数の
多かった記事を紹介いたします。


■セレクト<読む素材>
株式市場を始めとする2010年度経済展望
[2010/01/02 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/vietselect/091231013204.html
 
  政府が積極的に、かつ、迅速に合理的なマクロ経済政策に乗り出したことで、2009年度
にベトナムは東南アジア諸国より高い成長を遂げた。

  ※これはメコン証券分析部が執筆した参考用の記事です。

  世界経済危機が最悪期を迎えた時に、ベトナム政府は2008年度に打ち出した金融引締
政策を転換し、金融緩和政策を実施した。これにより基準金利は僅か数ヶ月で年利14%か
ら7%に引き下げられた。

  90億ドル相当の景気刺激策も導入され、減免税や4%の金利支援策などが展開された。
こうして多くの国ではマイナス成長となった時期に、ベトナムは東南アジアでもっとも高い成
長率を遂げることができた(GDP成長率およそ5.2%)。

  国内の通商が発達し、海外からの投資が再び活性化されれば、輸出額も増加する可能
性も高いため、来年度もベトナムはアジアで最も高い成長率を遂げる国の1国となると見込
まれている。

  ベトナム経済は2009年第1四半期に底入れしたが、1990年度以来となる低成長を記録
した(第1四半期のGDP成長率3.1%)。しかし・・・・ 
 
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経済一般
2009年 最多投資国は米国
[2010/01/01 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/economy/091230071258.html
 
  新規投資と増資分も合わせると、2009年の海外からのベトナムへの投資登録総額は
214億8,000万ドルとなった。

  試練に直面した2009年も、ベトナムは依然として投資家にとって魅力的な投資対象であり
続けた。しかし重要なことは、ベトナムが新しい趨勢の中で、外国直接投資(FDI)の質を見極
めながら、投資を受け入れていよう、舵取りを行なっていくことだろう。

  投資家にとって長期的な投資先

  計画投資省外国投資局は、2009年に全国で839の新たな案件に投資ライセンスが発給さ
れ、その登録総額は163億4000万ドルに達したことを明かした。

  これは、2008年の実績の24.6%に過ぎない数値である。しかし現在世界経済が金融危機
から回復途中であることを考えた場合、比較的良好な結果ということができる。
  注意すべきは投資家の目には、ベトナムは依然として長期的な投資先として映っていること
である。

  その証拠に・・・・ 
 
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HOSE
SJS:2009年度利益見通しは6,805億ドン
[2009/12/30 JST更新]
http://www.viet-kabu.com/news/hochiminh/091229104620.html
 
  ソンダ工業団地・都市投資開発[銘柄コード:SJS]は2009年度第4四半期及び2009年度業
績見通しを次の通り発表した。

  2009年度第4四半期業績見通し

・売上高:6,866億3,680万ドン(約33億9,900万円)
・税引前利益:4,179億1,791万ドン(約20億6,900万円)
・税引前利益:3,447億8,200万ドン(約17億700万円)
・1株利益(EPS):8,414ドン

  2009年度業績見通し

・売上高・・・・ 
 
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03.噂のうわさ話
 
※くれぐれもお取り扱いにご注意ください!!
現地投資家は何を考え、何に基づいて投資をするのか?いろいろと推察しながら、
しかし、あくまでも「噂として」お楽しみください。
 
※こちらの記事はグローバルリンクアドバイザーズ株式会社が、毎週有料会員向
けに配信しているメールマガジン「ベトナム株通信」の過去記事をご提供いただい
たものから「ベトナム株情報」が独自に選んだ、おもしろい噂を組み合わせて掲載
しています。
 
グローバルリンクアドバイザーズ株式会社については、こちらをご覧下さい。
http://www.gladv.co.jp/adv/in/index.php?s=vietnam
「ベトナム株通信」については、こちらをご覧下さい。
http://www.viet-kabu.com/magazine/ad/global/index.php
 
______________________________
 
ベトナム現地投資家のうわさ話・DIG(DIC総公社)の巻!
(2009年12月31日発行ベトナム株通信第946号より)
______________________________
 
  ホアン・アイン・ザー・ライ(HAG)ビナミルク(VNM)なども自社株買いの登録を
行っていますが、年初の株価は急伸の気配。さてさて、どうなりますか。

 
DIG(DIC総公社)■↑

  DIGでは自社株400万株を購入することを決議した、7万ドン台の株価で買えば
安全である。2010年の利益は1兆ドン(約49億5,000万円)に達すると思う。2010
年にビンフック省のナム・ビン・イエン投資案件の15ヘクタールの土地を売却した
だけでも、利益8,000億ドン(約39億6,000万円)を計上できる。



04.サイゴン・街角風景
 
毎週、ベトナムのほのぼの写真をお届けいたします。
今週は「スティール・ワーク」です。


 

サイゴンの街歩きをしていて、はっとするような
美しいスティール・ワークをよく見かける。

写真はある社屋のゲート。
夜に撮影したため、模様が影絵のように際立
って見える。

どっしりとした幾何学模様とそれを優しくかこむ
細いつるのような装飾の組合せのアール・デコ
様式のデザインが美しい。

ホーチミン市1区、Nguyen Du(グェン・ユー)通り
にて。

(photo by JC de B)

 

 今回は、ここまでです。
 最後まで、お読みいただきましてありがとうございます。

今後とも、「ベトナム株情報」をよろしくお願いいたします。

______________________________
 
※このメールの内容は、(提供された)お客様限りでご利用ください。メールの内容の
いかなる部分も、電子的または機械的な方法を問わずいかなる目的であっても、複
製または転送などを行わないよう、お願い致します。
 
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で、投資勧誘を目的としたものではありません。内容については信頼すべきと判断した
情報に基づいておりますが、その正確性を保証するものではありません。投資の最終
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